「百年文庫016 妖」
「妖」しいです。「妖」しすぎます。 「百年文庫016 妖」ポプラ社 「夜長姫と耳男 坂口安吾」 姫の護身仏を彫るよう 命じられた若い匠の耳男は、 大耳と馬顔を 姫に罵られて激昂し、 仏像ではなく 恐ろしい化物の像を 彫る...
「妖」しいです。「妖」しすぎます。 「百年文庫016 妖」ポプラ社 「夜長姫と耳男 坂口安吾」 姫の護身仏を彫るよう 命じられた若い匠の耳男は、 大耳と馬顔を 姫に罵られて激昂し、 仏像ではなく 恐ろしい化物の像を 彫る...
あたかも暗号文で書き綴ったかのような作品 「花筐」(檀一雄) (「花筐」)光文社文庫 17歳の榊山は、 始業式の授業を抜け出した 鵜飼・吉良に近づく。 鵜飼は体力を 持て余している美少年、 吉良は病的な 不健康さを抱えて...
小弥太の脳裏に浮かんだ選択肢は? 「光る道」(檀一雄) (「百年文庫016 妖」)ポプラ社 宮廷の守護にあたる衛士・小弥太は、 故郷の秋の風情を懐かしむ 独り言をつぶやいていた。 それを御簾の影から聞いていた 三の姫宮は...